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[411] 鳩山由紀夫と若松孝二

投稿者
WEB多事争論
投稿日
02/23 02:39

唐突ですが鳩山由紀夫氏63歳と若松孝二氏73歳。果たしてどちらが、「現代」に対して「透徹した眼」を持ってるのでしょうか?ベルリン映画祭での寺島しのぶ氏・最優秀女優賞受賞の報に接して、そんなことを想いました。鳩山氏が全共闘世代というのも違和感がありますが、戦後生まれで「自衛軍」創設を謳い「東アジア共同体」を軽やかに口にする一国の総理大臣。方や「政治なんて」と口にしつつ、「実録連赤」で革命を信じた若者の虚実を描き、最新作は戦争で「芋虫」にされた日本兵とその妻を描くという稀代のリアリスト。私は「キャタピラー」はまだ観ていませんが、ベルリンからの幾つかのメールには、この映画の「現代性」が鋭く見て取れるそうな。鳩山氏と若松氏は丁度一回りの年代差がありますが、その差の最たるものは、(「戦場」ではなくとも)「戦争」を知っているか否か、でしょうか?この二人の今の「仕事」を比較して、どちらが「真っ当な時代感覚」を持ち得えているのか、考えるところございましたらご意見お寄せ下さい。

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[418] Re:鳩山由紀夫と若松孝二

投稿者
木村
投稿日
02/25 23:38

こういった比較をされると、鳩山氏が映画監督のように思えます。
そう考えれば、ころころ変わる発言の内容も、推敲中の作品の脚本のように思えます。

そういえばプロデューサーやスポンサーの言うことに従い、映画の脚本や役の設定をころころ変えた監督がいたような気がします。
たしか、エドウッドだったと思いますが、彼の評価はどうだったでしょうか?今度調べてみたい気がします。

それにしても、若松監督といい、”おくりびと”の滝田監督といい、ピンク映画経験者はやはり強いですねぇ。
そういえば、”人間椅子”の映画を探そうとして、間違えて”人間家具”で検索してみたんですが、アダルトビデオで一本ヒットしたんですよ。
なんとなく気になってその作品の監督の違う作品を見てみると、暗黒舞踏のような作品がありました。なんとなく懐かしくもあり、この系統の人もアダルトビデオの世界に来ていたのかと感慨もあり、複雑な気分でした。
この系統の人は、アニメや特撮、もしくは舞台へいったと思っていたんですが、まだまだ私は不勉強ですね。
それにしても、この系統に限らず、日本での評価は逆輸入されて初めてされるというのは、さびしい話です。
とはいえ、山ほどあるさまざまな作品すべてを網羅するのは、不可能と思いますが・・・

そういうことを考えれば「真っ当な時代感覚」ではなく、来るべき先の時代感覚を表現する能力が必要だと思います。

これは私の持論ですが、物を作り出す人間は、自分の中の理想を現実へ引っ張り出す能力に優れた人間であって、正確に物を視ることが出来る人間ではないと思います。
マイナスとマイナスでも結果はプラスになることはあります。物事をゆがんで見ている人間でも、その理想が素晴らしいものであるときもありますし、ゆがんだ理想でも現実へ引っ張り出すときに素晴らしいものになるときがあります。

名作といわれる「となりのトトロ」も、もしかすると”近所から変人と思われているおっさんが、かわいらしい女の子に慕われ遊ぶ”妄想を映像化したものかもしれません。
おっさんが自分の部屋で寝ていたとします。ふと、女の子が落ちてきて抱きついてこないかなと妄想します。普通だとここで終わりですが、どうすれば、女の子が嫌がらないか考えます。すると、自分がでっかいぬいぐるみだと、おそらく抱きついてくると考えます。では、なぜ落ちてくるか考えます。ここが部屋でなく木のうろだったら・・・
こうしてどんどん妄想を膨らませ、作られたと思って観てみたら、意外とそう思える気がしませんか?

ジブリ作品を好きな方がいれば、申し訳ありません。

結局、作品の善し悪しは、作った人の人間の間性でも、主観でも、感覚でもなく、結果だけだと思います。
そして、政治というのはある程度リアルタイムで結果が出てくる、映画というより週刊誌の連載に近いものだと思います。

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[419] Re[2]:鳩山由紀夫と若松孝二

投稿者
村木
投稿日
02/26 13:35

>これは私の持論ですが、物を作り出す人間は、自分の中の理想を現実へ引っ張り出す能力に優れた人間であって、正確に物を視ることが出来る人間ではないと思います。

>名作といわれる「となりのトトロ」も、もしかすると”近所から変人と思われているおっさんが、かわいらしい女の子に慕われ遊ぶ”妄想を映像化したものかもしれません。

これは面白いですねえ。美しいファンタジーのいくつかは作者の妄想を母胎に生まれたものです。これは本当かどうか知りませんが、ミッキーマウスは薬でラリったディズニーの妄想から生み出されたという説があります。

アリスインザワンダーランドは言うに及ばず。そう言えば新作で取り上げたティム•バートン監督も妄想型のひとりですね。

鳩山とぜんぜん関係ない話になってますが。

若松監督はさしずめ悪夢を映画化するタイプとでもいうのか。新作は戦争で四肢を無くした元兵士と、その妻が描き出す悪夢のファンタジー。…らしいです。見てないけど(笑)。期待しましょう。

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[426] Re[2]:鳩山由紀夫と若松孝二

投稿者
長文
投稿日
02/27 18:02

>木村さん
>「真っ当な時代感覚」ではなく、来るべき先の時代感覚を表現する能力が必要だと思います。
来るべき先の時代感覚を表現する能力、実にいい表現ですね。
特に政治家にとっては一番必要な能力かもしれません。
政治家の場合表現するだけではなく、実行するか具体的な道筋を示すことが不可欠ですが。

「真っ当な時代感覚」というとなんだか大衆に迎合しているか、
或いは一部のイデオロギー集団の方々が喜ぶ表現をしているだけかのようで、あまり良いものだとは思いません。
私は「真っ当な時代感覚」というものは、その時代の間には分からない物だと思います。
第一何を持って「真っ当」というのか分からない。

それよりは木村さんが仰っているように理想を現実化する方が、「真っ当」かもしれないですね。
現実へ持ち込む過程では様々な批判に真っ向から耐えなければならない。
映画監督であっても、政治家であっても
批判に耐えうるだけの分析力と、次の時代を先取りする構成力が必要ということでしょう。

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